俺はなぜ“ギャオス”内藤になったのか

神宮室内球技場での中3限定東京ベースボールスクールは早くも7回目。今日から2月。もう高校野球までは2ヶ月を切りました。秒読みですね。
毎日成長を続ける選手達。今日も休みませんよ!

本日は屋鋪コーチから全員に、打撃の初歩の初歩からスタートです。屋鋪コーチはこれを小学生にも言ってます。「基本」ってそういう事ですよね。子供とか大人とか関係なく、全てに共通して言える事が「基本」なんですね。バットの握り、選手達大丈夫か?!
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投手陣のブルペンより。
中3のレベルでは結構なスピードに、正直内藤コーチは驚いています。

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ピッチングが終わった選手達と、ゆっくりじっくり話し合う内藤コーチ。変化球の感覚についてですね。元プロ野球選手とこの距離でじっくり話し合えるって、あらためていいですよね。

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さらにノックバットを握ってのフィールディング練習。エラーは連帯責任でスクワット!内藤コーチの明るさで、笑顔の絶えない投手陣です。

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一方野手陣は、バッティングの調子は上がってきていますが、守備のレベルがまだまだ。硬式球にもだいぶ慣れてきたので、ステップワーク→スローイングをしっかり行なってます。

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今日は保護者の皆さんも近くで見学。選手たちの一番のコーチですね。
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キャッチャーのちょっとした動きのテクニック。分かりますか?
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こういう細かい事もこのスクールならではですね。初めて聞いた事かもしれないけど、もっともっと上のレベルがあるぞ。


本日の育成プログラムは屋鋪・内藤両コーチとのミーティング。
お二人のコーチから様々なお話しをいただきました。

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「怪物」 江川 卓
「ゴジラ」 松井 秀喜
「平成の怪物」 松坂 大輔
「ハンカチ王子」 斉藤 祐樹
甲子園のスター達には様々なニックネームがありました。
しかし、内藤コーチは甲子園には出場できませんでした。にも関わらず、
「ギャオス」 内藤 尚行 なぜ? そしてその本当の由来は・・・?

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内藤コーチは言います。「俺は現役の時にせいぜい135kmのスピード。投手としては全く速い部類ではなかったけど、高校時代からコントロールには絶対の自信があった。」

「だから、思い通りのコースに投げれて、思い通りにバッターを討ち取れた時に最高にハッピーだった。その嬉しさの表現をマウンドでしてた。おっしゃー!とか、よっしゃー!とか。今でこそマー君なんかがマウンド上で吠えてるけど、当時高校生でそんな事してたから、正直高野連さんから注意された(笑) でも、これが俺の自己表現だったし、ガッツポーズと同じ事だった。」

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そんな人と違う事をする投手という噂が広まり、ギャーギャー吠えまくる→ギャオス と入団時のユマキャンプ早々にマスコミが命名してくれたそうです。これで当時の内藤投手には武器ができました。人と違う「存在感」を持つ事ができました。神宮球場でギャオス内藤の雄叫びを見にファンが足を運びました。

「そこに俺がいるという「存在感」を見せつけないとダメだ!」

「それが何なのかは、自分で考えろ。野球に限らず、これからの人生でも「存在感」は大切だぞ。」と。
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目を輝かせて聞く選手達が印象的でした。いいですね!「存在感」という言葉。

あと残り3回。君たちの“存在感”見せてくれ!